南方系油脂の代表であるココナッツ油やパーム油は普段食べているアイスクリームなどの冷菓やチョコレートの原料としても使用されています。
これらの油は融点が高めで低温化では固形になるという特徴を持っています。この性質に注目しアイスクリームのコーティングとして使用してみました。
ココナッツオイル
●器に出したアイスクリームに液状のエキストラバージンココナッツオイルをかけて少し待ちます。
●オイルが白く固まったら完成です。チョコチップのようなパリパリとした食感と、口に入った瞬間に溶ける口どけの良さ、アイスクリームに付与されるココナッツの甘い香りが魅力的です。
エキストラバージンココナッツオイルは甘い香りを持っていますので、アイスクリームとの相性は抜群です。
ココナッツオイルの香りを楽しみたいのであればシンプルなバニラアイスがおすすめですが、アイス自体の香りが強いチョコレートアイスにかけてもココナッツ風味は失われません。
口どけが良く溶けやすいながら、パリッとした食感が得られる硬さになるため、造形して飾りとして活用したり、パフェのトッピングにしたり…と工夫次第でいろいろな活躍ができそうです。
エキストラバージンココナッツオイルの製品紹介はこちらからどうぞ
レッドパームオイル
●器に出したアイスクリームに液状のカロチーノオイル(レッドパームオイル)をかけて少し待ちます。
●オイルの表面が乾いたような状態になったら完成です。ソースや蜂蜜と同じような使い方ができ、美しい黄色とオイルが仄かに持つ独特の香りが一風変わった印象をアイスクリームに付与します。
口に含んだ際、仄かに独特のカロテンの香りがします。
カロテンの香りが油の丸みをより感じさせるため酸味のある冷菓との相性が良く、イチゴアイスや柚子シャーベットなどにかけるのがおすすめです。
いつもとは少し変わったアクセントがほしい、もう一味ほしいという時に適しています。
卵黄のような明るいはっきりとした黄色をしているためアクセントとして非常に映えます。
また固まるまでに少しの時間があるため左の画像のように顔のような模様を作ったり…といったことが可能です。
コーティングというよりもアイスクリームにかける蜂蜜のような使い方に向いています。