アブラヤシの果肉から得られる、南方系の代表油脂。
世界各国で非常に多く使用されている植物油脂の一つで、食品原料としてだけでなく石鹸原料などとして、多岐に渡って使用されています。
飽和脂肪酸を多く含む油脂のため酸化しにくく、常温では液体と固体の中間であるという特徴があります。
植物性油脂でありながら脂肪酸組成は牛脂に近く、牛脂の代替油脂としても使用できます。
オレンジ色の果肉部分から得られる油脂をパーム油と呼びます。
白い種子の核部分から得られる油脂はパーム核油(パームカーネル油)と呼ばれています。
ラウリン酸を45%以上含む為、ヤシ油と非常によく似た性質を持った油脂となっています。