カロチーノオイル

caro_01カロチーノオイルとは?
パームと手南国マレーシア生まれのパームフルーツ、またはレッドパームとも呼ばれているアブラヤシの果肉部分から搾油された、赤い油です。
カロチーノオイルの赤いルビー色は天然のカロテンによるもので、着色料などは一切使用しておりません。
通常、精製する際にこのカロテンは失われてしまいますが、カロチーノオイルは特許製法で精製されており、このカロテンを残したままの製品として仕上がっています。

カロチーノオイルには天然のカロテン、スーパービタミンE、コエンザイムQ10などの抗酸化物質が多く含まれており、美肌と健康の維持や生活習慣病の予防に役立つアンチエイジングオイルです。

製品紹介

ハラールカロチーノオイルはハラール認証の認定を受けた製品です。
マレーシア生まれのカロチーノオイルはハラールの認定を受けています。
ハラール認証はイスラム教徒の方々が安心して口にできるという意味の他、製造ラインからしっかりと管理された安全な物としての意味を持ちます。

栄養素について
カロチーノオイルの赤い色はパームの実に含まれる天然のカロテンによるものです。
有名な色素であるカロテンですが、パームの実には非常に多くのカロテンが含まれています。
カロテンを含むことで有名なにんじんと比べると、パームに含まれるカロテンの量は約5.5倍にもなります。

カロテンは体内でビタミンAという栄養素に変わります。
ビタミンAには「美肌効果」「粘膜を健康な状態に保つ」といった効果があります。

またカロテンの他にもビタミンEの約50倍の抗酸化力を持つスーパービタミンE(トコトリエノール)や、美容、健康の維持に必要であるコエンザイムQ10などの抗酸化物質を多く含みます。

その他にも酸化に強い不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含む事も特徴といえます。

栄養素表
使用方法一例
クッキングオイルとして
赤い色をしているカロチーノオイルですが、お料理にご使用いただくとゴールデンイエローになります。
卵黄やサフランに似た食欲をそそる黄色は食卓を一段と鮮やかに彩ります。

料理をする人クセの無い無味無臭でサラッとした油ですので、どんな食材にもあわせることができ、素材本来の味を引き立てます。
また、手作りお菓子の材料としての使用もオススメです。

酢や醤油、塩といった調味料との相性も良い為、工夫次第で様々な場面で活躍することができます。

・炒め油、揚げ油として
・自家製マヨネーズやドレッシング、ソースの材料として
・お菓子作りの材料として

食品加工原料として
食品に鮮やかなゴールデンイエローを付与するカロチーノオイルは、食品加工原料としても非常に優秀です。

caro_09少量のカロチーノオイルを使用するだけで、着色料を使用せずに卵の黄身のような色を付与することが可能です。
また使用する量を調整すれば、卵の黄身以外にもバターやチーズといった乳製品に近い色を出すことも可能です。

カロチーノオイルを使用した場合、商品ラベルの表記は「パーム油」または「植物性油脂」となります。

・製パン、製麺、製菓、鶏卵加工、レトルト商品などに2~3%
・練り込み、食品加工原料として
・マヨネーズ、ドレッシング、ソースの材料として


※ご使用されるにあたって

カロチーノオイルは低温下では凝固し、外観が透明感のあるルビー色の液体からオレンジ色の固体になります。
これはカロチーノオイルがパームフルーツ100%のオイルであるためです。
低温下での凝固はパーム油が本来持つ特性ですので品質等に問題はございません。
湯煎をしていただくことで、元のルビー色の赤い液状の油に戻ります。
凝固と融解を繰り返しても劣化や変質等の問題を起こす心配はございません。

常温状態

その他のパーム由来製品紹介

パーム果肉から抽出した天然の複合βカロテン。様々な製品の着色料や栄養強化に使用できます。