モリンガオイルはモリンガ(ワサビノキ)の種から搾油することができる植物性の油脂で、モリンガシードオイル、ワサビノキ種子油とも呼ばれている稀少な油です。
モリンガの葉には非常に多くの栄養素が含まれている為スーパーフードとして有名ですが、その種子から搾油されたオイルにも豊富な栄養素が含まれています。また、抗酸化作用が非常に強い油でもあることから化粧品用の油として世界的に注目されています。


モリンガオイルは化粧品として非常に優秀なオイルで、角質を柔らかくする脂肪酸として有名なオレイン酸を多く含む他、ヒトの肌への浸透率が高く、モリンガオイルに含まれるビタミンA、ビタミンC、アミノ酸といった栄養素を直接肌へ届ける役割を果たす「パルミチン酸」等の脂肪酸も豊富に含まれており、アンチエイジングオイルとしても最高峰の油だと言えます。
【精製モリンガオイル脂肪酸組成一例】

C16	パルミチン酸	5.7
C16:1	パルミトレイン酸	1.4
C18	ステアリン酸	4.6
C18:1	オレイン酸	76.0
C22	ベヘン酸	5.4

※天然物の為数値は上下致します。

他の油脂との大きな違いとして、乳化作用を持つベヘン酸を含むことがモリンガオイルの大きな特長です。
さらには肌ストレスを軽減させ、肌そのものの活性化につながる効果が期待できる成分も含まれている事が判明し、アンチエイジングオイルや化粧品原料としてさらなる注目を集めています。

●精製加工技術とデータ管理
弊社で取り扱っている精製モリンガオイルは最高品質であるフィリピンのモリンガから採取した物を、日本国内の精製加工技術で処理したモリンガオイルです。
丁寧に精製処理された油脂ですのでそのまま直接化粧品としてご利用頂ける他、石鹸原料や化粧品原料として使用しても非常に扱い易いオイルです。

【規格】

AV	酸価	1以下	基準油脂分析試験法
IV	ヨウ素価	65.00～95.00	基準油脂分析試験法
POV	過酸化物価	5以下	基準油脂分析試験法
M	水分	0.10％以下	基準油脂分析試験法
ARSENIC	砒素	2ppm以下	ｼﾞｴﾁﾙｼﾞｵｶﾙﾊﾞﾐﾝ酸比色法
H.M.	重金属	20ppm以下	硫化ナトリウム比色法

【全成分表示名称】

表示名称	ワサビノキ種子油
INCI名	Moringa Oleifera Seed Oil
成分及び含有率	ワサビノキ種子油　100％

●生産者の顔が見える製品
弊社で取り扱っている精製モリンガオイルの原料は全てフィリピンのイロコスノルテ州で生産されているモリンガから採取された種です。
モリンガは遺伝子組換えを施された品種が多く出回っていますが、弊社で扱っている物は原種のモリンガの種のみを使用したモリンガ本来の自然な姿の物となっております。

モリンガは日本でも栽培自体はされてはいますが、もともと温かい地域の植物で、15℃以下になってしまうと成長が止まります。
その為国産のモリンガは種が出来なかったり花が咲かない等の症状を引き起こす他、栄養価自体も低下してしまいます。
弊社で取り扱うモリンガは全てフィリピンで育った原種のモリンガですので、その高い栄養価を損なうことがありません。

また、モリンガに対して無農薬栽培を行う事に加え、非遺伝子組換えである物のみを使用する他、現地で栽培を行う人々に対して正統な対価を支払うフェアトレード品である事と同時に、食育活動等を行い現地の子供達への支援を行っていることを証明する「イロコスモリンガ認証」を取得している原料のみを使用しております。

弊社もイロコスモリンガ協会に加盟しており、年に一度スタッフが実際に現地まで赴き、モリンガの植林活動及び畑の視察、技術支援等を行っております。

イロコスモリンガ協会(IMA)は、「持続的、オーガニック、フェアトレード」の基準で作られた、フィリピンのイロコス地方で栽培されたモリンガを広めるために設立された団体です。

弊社の精製モリンガオイルは化粧品メーカー様向け原料として、1kg缶入りの物と5kg缶入りの2つをご用意させて頂いております。
※非常に抗酸化作用の強いオイルですので長期の保管が可能ではありますが、開封後はお早目にご使用下さい。

品名　精製モリンガオイル
荷姿　1kg缶　/　5kg缶
原産国　フィリピン
保存方法　直射日光を避け常温にて保管

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